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海水から美味しい塩を作る方法【大人の自由研究】

海水から塩を作る方法 調味料

塩は料理には絶対に欠かせない調味料。

海水を煮詰めて蒸発させることで塩が作れるのは皆さんご存知かと思いますが、実際やってみた方はあまりいないのではないでしょうか?

今回は、実際に海水から塩を作って、普通に売られている塩と味は変わるのか?

検証してみたいと思います!

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実際に海水から塩を作ってみよう


うまみ、甘み、酸味、辛味には様々な原材料がありますが、塩味に関しては塩に変わる原材料はありません。

そんな、身近だけど唯一無二の調味料『塩』を作って市販の塩と味を比べてみたい!

そんな思いが急に頭をよぎり、気が付いたら海水を汲みに海へ足を運んでいました。

海水を汲みに行く


家の近くの海に到着です!
釣りで使う水汲みバケツを使って海水を汲み、空のペットボトルに海水を入れて帰りました。
今回は約3ℓ分の海水を持ち帰ります。

ここからどれくらいの塩が取れるのでしょうか?
ワクワクしますね!

POINT

出来るだけ綺麗な状態の海水を使用しましょう。
水が濁っていたり、ゴミが沢山浮いていたり、近くに大きな河口があったり、工業廃水が流れているような場所は避けるようにした方がいいと思います。

海水を煮詰める


いよいよ塩づくり開始です。
汲んできた海水の半分を鍋に入れて海水を煮詰めていきます。


初めは強火でどんどん海水を煮詰めていきます。


海水の量が約1/4程度になると海水が白く濁り始めてきました。

これは塩(塩化ナトリウム)ではなく硫酸カルシウムという物質です。

硫酸と聞くと危険な物と警戒する人もいるかもしれませんが、豆腐やイーストフード、市販の天然塩などにも微量に使われていたりします。
少量なら人体に影響はありませんので、手で触れるのはもちろん、塩に多少混入しても問題ないようです。


海水が約1/10程度まで煮詰まったら、コーヒーフィルターやキッチンペーパーなどで海水を濾して硫酸カルシウムを除去していきます。

今回はボウルの上にザルを置いてその上にキッチンペーパーを敷いて濾しました。

POINT

鍋にも硫酸カルシウムがこびりついていると思うのでしっかり洗って落としておきます。

濾した海水は綺麗な無色透明になりました。


煮詰めた海水と半分残しておいた海水を一緒にして再度強火で加熱開始!

POINT

より塩分濃度の高いかん水(塩水)にすることで、煮詰めた時に塩の結晶化がしやすく、苦みなど雑味の元である「にがり」が煮詰まりにくく、出来上がった塩が甘みのあるまろやかな味わいになります。


海水が1/10より少し多いくらいになったら、上と同じように硫酸カルシウムを除去します。


濾した海水を鍋に戻し極弱火で加熱していきます。
すると、どんどん塩の結晶ができ始めました!

そして海水が完全に冷えて塩の結晶が出来なくなるまで一晩ほど放置します。

POINT

水がなくなるまで加熱すると塩以外の成分も結晶化して、とても苦い塩になってしまいます。水分が残っている状態で火を止めてくださいね。


海水をもう一度、キッチンペーパーやコーヒーフィルターなどで濾していきます。
(今回だけ何となくコーヒーフィルターを使用。ここだけコーヒーフィルターにした理由は特にありません。)


海水から取り出した塩を、バットなどに薄く敷いてある程度乾燥させたあと、フライパンで弱火にかけさらさらになるまで乾燥させれば完成です!
(レンジで温めても乾燥させることが出来ます。その際は500wで30秒程度づつ様子を見ながら行ってください。)


およそ3ℓの海水から約30gの塩を取り出すことが出来ました!
海水の塩分濃度は3~3.5gと言われているので、海水に含まれる塩の約1/3程度しか取り出すことが出来なかったということですね・・・

市販の塩と手作りの塩、味の違いは?


作れた量はかなり少なかったですが、一番肝心なのは味です。
長時間火の前で鍋とにらめっこしていたので、これで味もいまいちだと泣きたくなっちゃいます・・・

見た目は薄いものがあったり四角いものがあったりと規則性がなくまばらで、いかにも手作りといった感じです。

少量を掬って舌の上にのせてみます。

「これは・・・ 美味しい!!」

市販の物よりも塩味と甘み、どちらも強いです。

それと形がまばらで溶けるのに時間差があるのか、味を感じている時間が手作りの塩の方が長いです。

おにぎりや天ぷら、ステーキなどに使いたいタイプの塩ですね!

ただ、労力に見合った差があるかと言われれば正直微妙なところです。

移動のガソリン代やガス代、作るのにかかった手間暇を考えると「買ったほうが得」といった感じです。

しかし、塩づくり自体が楽しいし、学ぶこともあるのでそれ自体に価値があると感じました。

一度作ってみると日ごろ普通に使っている塩が、いかに素晴らしいものなのか実感できます。

お子さんのいる方は自由研究の題材にして、一緒に作ってみるのも面白いと思いますよ!

あとがたり

実は上の作り方は、1度失敗したのち自分なりに対策を考えてリベンジしたものなんです。

一度目に作った塩はかなりトゲトゲしく苦みもあり、料理に使うには堪えないものでした。

自分なりに調べた結果「塩を結晶化させる際に煮詰めすぎたせいでにがりが濃くなり、苦みなどの雑味が増したのではないか?」という仮説をたて、結晶化する直前の塩分濃度が高い海水を元の海水と混ぜて、かん水(濃い塩水)を作り塩の結晶化をしやすくしてみました。

初めは「海水を蒸発させれば出来るんでしょ?」くらいに思っていた塩づくりも、蓋を開けてみれば思った以上に難しく、塩づくりをしている人や作り方を発展させてきた人たちは凄いと実感できました

私たちが気軽に塩気のある食べ物を食べるのは彼らの努力があってこそ。

これからは塩を作っている人達に感謝して塩を今まで以上に大切に使おうと思いました。

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